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東京のドイツ文化センター(ドイツ外務省)とベルリンを中継し、
江戸のライフスタイルや考え方からインスピレーションを受けて、
これからの世界にどう活用していくかを議論するシンポジウム。
江戸時代の長屋建築を再構築し、
寺子屋のように先生と生徒が同じ目線で対話できる学習空間、
お茶や食事ができる茶室空間を設けた。

空間としては江戸時代の町民の基本の住処であった複数の家族が集まって
お店と家を一体にしてコミュニティを保っていた長屋のタイポロジー(ろじ屋にも似てる)を平面に配置し、
露路を通った後土間をくぐり、その中で寺子屋のように先生と生徒達が同じ目線で対話ができるような設計とした。
表から見える動線には茶室の空間を用意し、お茶や食事ができる空間も含め躙口を用意した。
低予算の中、平面を中心に空間を構成する上で垂木の結界を作って空間を隔て、
丹羽優太の襖絵を配置し空間を構成した。
襖絵は彼の代表作でもある鯰絵の12枚裏表24面の大作。
災害文化の話や僕の動画作品も展示する中で江戸時代は地震の表現として
大鯰が地中で動いているという表現をしていた文脈も含めそのテーマがあるこの襖絵を選定した。
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